
京都市、御所の近くの街中にいきなり現れる革堂
ここにくるまでずっと「かくどう」と読んでいたけど正しくは「こうどう」
もともとは開祖の行円が革聖(かわひじり)と呼ばれていたのが由来らしい

石碑をよく見ると、開祖の行円上人が鹿の皮を身に纏っているのがわかる。
彼は元狩人であったが、身籠った鹿を誤って射殺してしまった衝撃から仏門に入ったそう

西国三十三ヶ所という最古の巡礼の一つらしい
四国ではなく、西国なんですね
こんな寒い日にもお二人ほど巡礼中の方を見受けました

革堂には七福神の1人、寿老神(じゅろうじん)が本堂横に祀られています。
寿老神は鹿を連れた姿でよく描かれます
鹿の皮を纏い、慈悲を説いた行円上人が寿老人と重なって信仰を集めたのだとか

境内はそこまで広くはありませんが、西暦約1000年ごろから続く市民に寄り添うお寺だったそう


たくさん貼られています
これらは千社札といい、かつてここに参拝に参った方が来た証として自分の名前などが入った札を貼っていったのだそう
今は景観保護の観点から、許可を得なければ貼ることはできませんが市民にとっての心の拠り所であったことがわかりますね

整然とした雰囲気だけではなく、市民と寄り添って歩んできた1000年を感じられる場所でとても好きでした。本堂を見上げれば無数の千社札が目に入ります。自分だけでなく、これまでの長い年月の中でここに訪れた多くの参拝者とともにいられる空間でした

